もう随分と古い話になりますが、雪国で暮らしたことがあります。
場所は新潟県の魚沼地方。魚沼産コシヒカリで有名なところですね。
初めて行ったのは2月下旬。私は南国育ちですから、積もった雪なんて見たことがありません。
新幹線の上毛高原駅を出ると長い長いトンネル(関越トンネル?)に入ります。
そして、トンネルを抜けるとすぐに越後湯沢駅。そして、まさしくトンネルを抜けるとそこは雪国だった、なんですよ。
その感動はいまでも覚えています。
それから、住まいを探すためタクシーに乗りました。そこで見たものはものすごく広い雪原。運転手さんに「この雪がとけたらどうなっているんですか?」
と聞くと「田んぼです」と素っ気ない回答。そうか、ここでコシヒカリが作られているんだと納得。
さらに、疑問が。「どうしてエアコンの室外機が2階の壁につけてあるんですか?」「地面だと雪に埋もれて使えなくなるんです」
納得です、。
何軒か回って住まいを決めて、ひとまず南国に帰りました。
本格的に住みだしたのは3月下旬から。
スタッドレスタイヤを履き、恐るおそる雪道を運転してみる。さすがの雪国です。幹線道路は朝早くから除雪してあります。
そのシーズンは何とか無事故で乗り切ることができました。
でも、この雪はなんとゴールデンウィークまで残っていました。
それから、2度目の冬。十数年ぶりの大雪だとのこと。
朝起きると、屋外駐車の車の屋根には、約30Cmの積雪。毎日、車の雪おろしが日課になっていきます。
さらに、会社から帰る時も約30cmの積雪。また、雪下ろしをして帰宅。
こんな生活で5年間くらしましたが、しまいには、雪下ろしで手首が腱鞘炎になってしまいました。
最後に、雪国米どころは酒どころでもありました。
おいしいお酒ありがとうございました。